実例掲載施設

グリストラップ維持管理

グリストラップ清掃作業

グリストラップは、排水に含まれる生ゴミ、油脂などの汚濁物質を分離収集し、直接流さないように一時的に溜めておく装置です。溜まった生ゴミ・油脂の日常回収以外に、定期洗浄を実施することで、害虫・悪臭発生、排水管の詰まりなどの問題を解消することが可能です。

   

グリストラップの衛生管理が不徹底になると、硫化水素・メチルメルカプタン・トリメチルアミンなどの悪臭が発生します。それにより雑菌の発生、害虫の誘発、グリストラップ内で閉塞を起こしてからでは大変です。
定期的な清掃をお奨めします。

放流排水の水質検査


放流水の基準
公共下水道又は流域下水道からの放流水の水質は、下水道法(昭和33年、法律79) により技術上の基準が定められています。生物化学的酸素要求量、窒素含有量、燐含有量は、下水処理方法等により規定される計画水質に沿うものとなります。
なお、水質汚濁防止法による排水基準も設定されています。

項目 放流水の技術上の基準
  水素イオン濃度(PH)   5.8〜8.6
  大腸菌群数   3,000個/cm3以下
  浮遊物質量   40mg/L以下
  生物化学的酸素要求量 ・
  窒素含有量・燐含有量
 計画放流水質に適合する数値

一日あたりの平均な排出水の量が50m3以上である工場又は事業場に係わる排出水について適用する

生物化学的酸素要求量(BOD)についての排水基準は、海域及び湖沼以外の公共用水域に排出される排出水に限って適用し、科学的酸素要求量(COD)についての排水基準は、海域及び湖沼に排出される排出水に限って適用する。

窒素含有量についての排水基準は、窒素が湖沼植物プランクトンの著しい増殖をもたらす恐れがある湖沼として環境大臣が定める湖沼、海洋植物プランクトンの著しい増殖をもたらす恐れがある海域として環境大臣が定める海域及びこれらに流入する公共用水域に排出される排出水に限って適用する。

燐含有量についての排水基準は、燐が湖沼植物プランクトンの著しい増殖をもたらす恐れがある湖沼として環境大臣が定める湖沼、海洋植物プランクトンの著しい増殖をもたらす恐れがある海域として環境大臣が定める海域及びこれらに流入する公共用水域に排出される排出水に限って適用する。

 

排水管清掃作業

人が生活する建物には必ず排水管が有ります。排水管は、水を使う生活には無くてはならないものですが、普段忘れられがちで、詰まったり溢れたりして生活が止まり、初めてその大切さに気が付きます。詰まってから慌てるより、定期的な排水管高圧洗浄をして排水詰まり防止、臭気室内侵入防止、又、排水管の耐久性を延ばすことにも効果があります。

       

高圧洗浄の特殊ノズルは高圧水を噴射して排水管内に付着したスケール、グリス等を除去しながら前進します。これによって排水管内が洗浄清掃されます。